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増幅回路を扱う信号の周波数、利得によってアンプを選ぶ。

Mini-Circuits のGALIシリーズアンプを例として、簡単に説明します。

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アンプGALI****定数
アンプの出力付近の電気信号が入力に帰還することで発振する可能性がある。
増幅回路の出力の変化に伴う消費電流の変化が電圧降下として現われ、増幅回路の素子に
影響を与えて発振することがある。これを防ぐために、電源回路内に低抵抗やチョークコイルを
接続し、その前後を大容量のコンデンサを通して接地する。これにより、消費電流の変化に
伴う電圧降下が別の増幅素子に伝わることが少なくなる。 

データシートにより、

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 ① Rbias

  アンプの品番によって、データシートに R BIAS の規定値は異なる。

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  Vcc (一般的に Vcc は8V)の電圧値により、R bias の値を選ぶ。

② Ibias
  コイルのインピーダンスと周波数の関係 :

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扱う信号の周波数を入力して、Inductance を調整しながら、l Impedance l の値は

100ohm〜1000ohm の範囲に入れば、コイルのインダクタンスを決める。

③ Cblock 

  コンデンサのインピーダンスと周波数の関係 : 

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扱う信号の周波数を入力して、Capacitor を調整しながら、l Impedance l の値は

1ohm以下の範囲に入れば、コンデンサのキャパシタンスを決める。

1.アンプ品番を決める

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 周波数、Mini Gain、Max Gain の欄に数値を入力し、Search ボタンを押せば、

 次画面が出てくる。

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 任意品番のアンプのデータシートを開けてみて、周波数と Gain が当たるかを確認する

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GALI-49+ を選ぶことになった

2.定数を決める

 ① Rbias

     GALI-49+のデータシートにより、

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Vcc 8V の場合、Rbias は48.7Ωです。抵抗の系列によって、Rbias は50Ωを選ぶ

  Ibias

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l Impedance l の値は 100ohm~1000ohm の範囲に入る事がわかる

 Cblock

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Impedance|の値は1ohm以下の範囲に入る。Cblock=1000pFを決める。

定数を決めた回路図

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