〒224-0041 神奈川県横浜市都筑区仲町台1-3-7
◆電車でお越しの場合
横浜市営地下鉄ブルーライン 仲町台駅より徒歩1分
◆お車でお越しの場合
第三京浜 都筑インターより5分

1. 概要
   DDS の動作原理に関して記載をする。


2. DDS について
   DDS(ダイレクト・デジタル・シンセシス)とは周波数、位相の可変が可能な信号発生器である。
 

3. DDS の動作原理
   DDS は大きく分けてROM、加算回路、DAC で構成されている。動作原理、各ブロックの動作とブロック図を記載する。

11.11.16_1.bmp

   ① ROM ブロック
      DDS は1 サイクル分のサイン波データを格納したROM を持っており、先頭アドレスから最終アドレスまでを順次読み出す事で1 サイクル分のサイン波が出力される。
   ② 積算ブロック
      積算ブロックの役割はROM のアドレス制御を行い出力周波数のコントロールを行う。
      1 サイクル分の動作として、リファレンスクロックに同期し、積算設定値ステップで積算(積算設定値を5 とした場合0、5、10・・・)を行っていく。この積算結果がROM のアドレスとなる。
      これが1 サイクル分の積算ブロックの動作となる。
      以下の図は積算設定値を5 に設定し、ROM データを読み出した時の図である。ROM のアドレスを5 ステップでアクセスするため、出力周波数はROM をフルアドレスアクセスした場合と比較し5 倍の周波数となる。

11.11.16_2.bmp

DDS の出力周波数の設定はリファレンスクロックの速度、積算回路の積算設定値によって可変できる。DDS の出力周波数は以下の計算式から算出を行える。

11.11.16_3.bmp

③ DA ブロック
DA ブロックではROM から出力されたデジタルデータ(振幅)のDA 変換を行っている。
その他の機能としてレジスタ等から出力ゲインを可変させる事も出来る。

11.11.16_4.bmp

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
045-949-0081

弊社はアナログおよびデジタルの電子回路設計でお悩みのお客様に、最適なハードウエアデザイン・ソフトウエアデザインをご提供します。
高周波アナログ回路設計と高集積ロジック信号処理の両方に強みを持っております。
また、環境に配慮した省電力、省資源で電子機器のシステム化をお手伝いします。